銀行がなくなる?フィンテックの到来

銀行がなくなる?フィンテックの到来

新聞やニュースで最近、「フィンテック」という言葉を見かけます。

フィンテックとはアルファベットで「FinTech」、金融を意味するFinance(金融)と技術を意味するTechnorogy(技術)を組み合わせた造語で、これまで銀行などの金融機関が独占的に行っていた、

  • 決済・為替
  • 資産の管理
  • 投資・資金調達

という金融サービスをIT技術を使い、より身近に世の中に提供していこうという動きのことです。

今、私達の身近にあるフィンテックのサービスは、

  • Paypal(オンライン決済)
  • マネーフォワード・zaim(クラウド上での家計簿)
  • LinePay・ApplePay(スマホ決済)
  • ビットコイン(仮想通貨)
  • クラウドファンディングサービス

など、日常生活に溶け込んでいるサービスがたくさんあります。

1.なぜ、今、フィンテックなのか?

クレジットカードは個人の信用という情報がお金の代わりにその場で決済をしますし、銀行口座にある預金残高も情報として、管理されているように情報とお金というのは本来、密接な関係にあり、情報技術のITと金融というのは、非常に相性の良い領域なのです。

しかし、ITと金融の相性が良いのならば、なぜ、インターネットの普及から10年以上も年月が経った今さらフィンテックなのか?という疑問が浮かびます。

その原因は、金融業界独特の2つの参入障壁の高さがありました。

1つは、金融サービスでは高いセキュリティー機能が必要になるため、データセンターへの高額な投資というのが参入障壁でした。

しかし、アマソンウェブサービスのように金融機関に求められるセキュリティー基準を満たしたクラウドコンピュータサービスやサーバーを安い金額で使えるようになり、技術やアイデアがあるスモールビジネスの企業の参入が容易になりました。

2つ目は、金融業界にある銀行業法や金融商品取引法といった様々な規制です。

しかし、フィンテックには追い風となる規制緩和の動きがたくさん出ています。 2015年5月には日本でも金融商品取引法が改正され、クラウド上でベンチャー企業が投資を募る投資型クラウドファンディングが解禁になりました。

これにより、企業は金融事業に関わるIT企業に投資・出資することができるようになり、金融機関もフィンテックへの参入が可能になりました。

2.フィンテックがもたらす未来

銀行や証券会社はフィンテックの大きなうねりに大きな危機感を抱いています。

というのも、このままでは既存の銀行や証券会社の存在意義がなくなるからです。

イーベイはペイパルの存在のお陰で世界で利用されるサービスになりましたが、便利なサービスがある裏には「便利な決済手段が欲しい」というニーズを生み、それに応える形で、便利な金融サービスが誕生しました。

便利な決済手段が増えることは、個人でビジネスを立ち上げやすくなり、メルカリやフリルのようなCtoCビジネス、UberやAirbnbといったシェアリングサービスがもっと加速するでしょう。

また、個人レベルで出資を募ったり、投資家とインターネット上でマッチング出来るようになることで、資金集めが簡単になることもその流れに拍車をかけるでしょう。

決済や出資というこれまで金融期間が行っていたサービスがフィンテックに取って変わられるのです。

また、これまでのお金の常識が通用しなくなる時代がやってくるでしょう。

クラウドファンディングで資金を募り、事業を始め、決済は電子マネーやビットコインで行い、資産はスマホで一括管理する。

そうなると、物理的な通貨の存在価値が薄れてきます。

遠い昔、人類は貝殻を通貨として取引していましたが、今、私達の財布の中にある一万円札が将来、貝殻のような存在になり、通貨そのものがなくなる未来がくるかもしれません。

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