第2回IoTに求められるセキュリティ対策 ~プログラマにとってのIoTとは?~

第2回IoTに求められるセキュリティ対策 ~プログラマにとってのIoTとは?~

1,IoTの市場規模は365兆円!?

前回ご紹介した、IoT(Internet of Things:もののインターネット)ですが、その市場規模は、2014年で約10兆円、5年後の2020年には280~365兆円を生み出すとまで言われています。

同じ2020年に開催される、東京オリンピックが3兆円の経済効果ですから、その90~120倍もの市場規模があることになります。

しかもオリンピックの経済効果は、2020年までの5年間での話ですが、IoTの市場規模は単年計算だと言うから驚きです。

とは言え、『どの範囲までを経済効果とするか?』という話にもなりますので、簡単に対比はできないのでしょうが、それよりも前回もお話しした様に、この市場規模をどうやって手にするのかがポイントになると思います。

2,IoTの可能性と課題

2014年末で、インターネットに接続されているデバイスの数は、全世界で約90億台と言われています。現在そのほとんどは、PCやスマートフォンが主です。

全世界のインターネット利用者数は約70億人。これは世界の総人口と同じ数字ですが、それよりも多いことになります。

そして以前ご紹介した、IoT(Internet of Things)にかかわる「モノ」の数は、2015年で150億、2020年には500億に達すると予想されているのです。

これが先に挙げた市場規模を生み出す源泉になる訳です。

IoT(Internet of Things)とは、前回もお話ししたように、様々なものがインターネットとつながることで、各メーカーは様々な顧客情報を得られる様になります。

身近な例で言うと、自動販売機が分かり易いですね。

自動販売機から、その販売内容のデータが上がってくることで、今売れ筋の商品がリアルタイムに分かり、自動販売機のラインナップを売れ筋商品で揃える。ということができるようになります。

実際にある駅では、設置台数も販売機の大きさも変えずに、商品のラインナップを変更しただけで、売上が50%UPした。という事例もあるほどです。

このように、私たちの生活をより便利で豊かなものにしてくれる可能性を持ったIoTなのですが、決して良いことばかりではありません。

現在、最も懸念されているのは『セキュリティの確保』です。

実はすでに、自動運転機能を搭載した自動車のOSがハッキングされたり、防犯カメラの制御システムが乗っ取られて画像が盗まれる。といった事例が報告されているのです。

3,IoTのセキュリティとは?

IoTの接続方法(ハード)

IoTのセキュリティを考える上で、その接続方法(ハード)を無視することはできません。

ときどき『プログラマにハードは必要ない』という声を聴くことがありますが、それは大きな間違いです。

プログラムとは、コンピュータ(ハード)に仕事をしてもらうための指示・命令です。

ハードはソフトがなければ動けませんが、ソフトもハードがなければただの文字列に過ぎません。どっちが優れていると言うものではないのです。  

まずはこの前提を知っておいていただきたいのです。
因みに、常に人手不足(売り手市場)なのはプログラマですけど。

それでは、逸れた話を元に戻しましょう。

今使われている、IoTの接続方法を簡単に紹介していきます。
それぞれのメリットとデメリットを記しておきますので、参考にして下さい。

1.集中型モデル

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メリット

  • クラウドとデバイスを直接接続。(今のクラウドサービスと同じ)
  • 情報を集中管理できる。
  • セキュリティを高められる。

デメリット

  • データ処理がクラウドに集中するため高速処理には不向き。

2.階層モデル(ディレクトリ)型

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メリット

  • 小規模クラウドからデバイス管理。
  • グループごとの管理が可能。
  • 処理負荷の分散が可能で、処理速度も高速化できる。
  • グループごとに制御方法も異なる方式がとれる。
  • IBMのIMS:メインフレーム(企業向けの汎用コンピューター)用データベースが有名。

デメリット

  • 専門的スキルが必要で、構築が難しい。
  • レコードの絞り込みなどの、アプリケーションが必要になる。

3.並列(P2P)モデル

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メリット

  • クラウドもデバイスと並列接続しつつ、デバイスが相互に情報交換しながら自律制御。
  • いずれかのデバイスが主導するので、一部に負荷が集中することがない。
  • リアルタイムで高速の制御が可能。
  • 余剰のCPUパワーを使えば、スパコン並みのメニーコア状態を作り出せる。
  • つながる台数が増えれば増えるほど、スペックが高くなる。

デメリット

  • システム管理者の特定が困難なので、データの著作権保護が難しい。
  • 悪意のあるプログラム(ウィルス・ファイル交換ソフトなど)が流された時に、リアルタイムな対処ができない。
  • 一元管理していない状態なので、セキュリティ面に問題がある。

4,まとめ

このように大まかに分けて3種類の接続方法がある訳ですが、接続方法の選択はサービス内容によって変わります。

セキュリティ面を重視するなら、集中型。

グループごとに制御方法を変えたい。もしくは独自の制御方法を使いたい場合なら階層型。

高速で処理したいのなら、並列(P2P)型。

と、それぞれ何を重視するかによって、接続方法を変えていくことになります。

それと同時に、様々なサービスによって接続方法が異なることになるので、それらをどうつないでいくのかも、重要な課題になってくるでしょう。

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